【保存版】大学院で会計を専攻した私が会計上級者を目指すためにオススメしたい本

こんにちは。とむるです。

ビジネスの必須のスキルとして「会計・プログラミング・英語」がよく挙げられます。ITによって会計の姿が随分変化してきたといっても企業を経営したり、ビジネスに携わる方にとって会計は必須のスキルだと思います。

こうした現状を踏まえて以前、こういった記事を書かせていただきました。

【保存版】大学院で会計を専攻した私がオススメする会計入門書8選 -財務会計から管理会計まで-

2018.02.07

今回の記事では、さらに入門書では物足りず、会計を本格的に学びたいと思っている方にオススメの本を紹介します。想定読者は、次のような方です。

  • 入門書を読んでもっと会計を深めたくなった人
  • 大学で会計ゼミに入っていて、他のゼミ生よりも一歩抜きんでたいと思っている学部生
  • 会計を業務で使っていて本質を理解したいと思っている社会人の方

これから紹介する本を読めば、会計の本質は何かに近づけるだけでなく、人がどのように会計の情報を利用して行動しているかが理解できるようになります。

それでは、紹介していきます!

企業会計入門 — 考えて学ぶ 補訂版

いきなりタイトルに入門とついた本の紹介になりますが(笑) 侮るなかれ、日本会計研究の超大御所 斎藤静樹先生が書かれている本だけあって、その内容は、非常に会計の核心をついた内容となっています。特に章末問題は、現在の会計の課題や会計研究のテーマとなっている内容を考えさせるものであり、非常に深い内容のものとなっています。

会計を専攻している学生だけでなく、会計実務に携わる社会人の方にも読んで、本書の章末問題を考えてほしい一冊となっています。

会計基準の研究<増補改訂版>

また入門書では、物足りないと感じた方やもっと深く会計における事象を深く知りたいという方には、上記の本をオススメしたいです。2013年出版と少し古くなったものの、会計基準の動向を包括的に追うのには最適な本だと思います。

会計上級者を目指すには、現在の会計基準を暗記することに意味はなく、なぜその会計基準が成立したか、会計基準が理解する中でどういった議論があったかを踏まえて、その本質の理解に努める必要があります。特に議論の中で負けた方の意見、つまり採用されなかった会計基準を知ることは、非常に有用なことです。また会計基準が成立する過程における政治や経済の動向をしっかり把握する必要があります。

本書は、そうした会計の本質を考え、学んでいく契機を作る良書だと思います。

上記の本の章の中で特に自分に関心のあるトピックや自分の業務に関わる部分を追っていくといった使い方もできます。

財務会計講義(第19版)

 

新・現代会計入門 第3版

入門書編のブログでも書きましたが、上記2冊の内容は、会計を理解する上で必須の内容となります。上記の2冊の内容はほぼ完璧に理解しておくことが会計上級者の近道となります。

特に前者の桜井先生の書籍は毎年改定されているので、頻繁に変更される会計基準の動向を追う上で大変助かります。ただ後者の伊藤先生の本の方が分かり安く書かれていたりします(笑)

新・企業価値評価

こちらも伊藤先生による本で、ファンダメンタル分析、企業価値評価(ヴァリュエーション)、本書の内容を踏まえた具体的なストーリー(ケーススタディ)の3段階構成で著されています。

最後の本書のフレームワークを使った課題会計ストーリーは賛否両論ありますが、ファンダメンタル分析及び企業価値の算定は非常に分かりやすく書かれており、企業価値評価におけるバイブルと言っても過言ではない本です。

今まで会計を専攻していてもどのように社会に出て分からないという学生の方や会計数値がどのようにファイナンスと結びついていくかを理解する上でぜひ手に取りたい1冊です。

アドバンスト財務会計<第2版>

本書は、序説にて学部教育と大学院教育の橋渡しの機能を果たすことを目的としている本と述べられているだけあって、これから会計を専攻として大学院を目指す学生を想定とした書籍になります。そのため、今まで会計をそれなりに会計を勉強してきたと自負する学生や会計実務に携わる方が本書を手に取ると読み進めていくうちに心が折られてしまいます(笑)

というのも今までみてきた会計を議論する中でみてきた方法と全く異なる方法論が取られているからです。これは本書が会計を科学(特に経済学の1つ)として捉えて、研究対象としているからです。なのでこれまで会計を実務で用いるツールとして捉えてきただけの方にはショックがあります。

本書は、そうした会計実務や会計基準が会計の本質を表しているというバイアスを取り除き、より会計の本質に迫った内容を勉強したい方にとっては最適の本になります。もしかすると本書を読み進めていくうちに大学院で会計を学びたいという学生や実務家の方が出てくるかもしれません。

ただし、本書は、扱っている内容が財務会計であることと、本書の内の論点を理解する上で必須のミクロ経済学、情報経済学、ファイナンスなどの基本的な解説が省略されていることに注意が必要です。

まずは全体に目を通して、特に興味のある論点にはどのようなアプローチがされているのかなどを踏まえた上で、アプローチを理解するために必要な前提知識を勉強していくことが望ましいと思います。

会計学の手法

科学としての会計学・会計研究に興味は持ったけど、アドバンスト財務会計は難しい・・・という方には本書がオススメです。本書では、会計学・会計研究の手法 が非常に分かりやすく述べられています。またアドバンスト財務会計では、省略されていた分析手法がほぼ一から説明されているので、学部生や会計実務に携わっている方にも理解しやすいと思います。

さらに各手法の章末ごとに参考文献が載せらせていて、本書では理解しきれなかった部分や興味を持った手法、研究分野を別の書籍や論文等を通して深めていくこともできます

以上、私が会計上級者を目指すためにオススメしたい本を紹介してきました。記事で紹介した書籍を通して会計の面白さを知っていただけると幸いです。また管理会計などの書籍はまた後日、書きたいと思います。

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