『会計情報の有用性』を読んだメモ書き

こんにちは。とむるです。

本投稿では、『体系現代会計学第3巻 会計情報の有用性』を読んだ感想を記述します。

参考文献

  • 『体系現代会計学第3巻 会計情報の有用性』

メモ内容

証券市場線・・・投資者がその証券の保有を通じて負担するリスクが大きければ大きいほどそこから得られる投資投資収益率を大きくなる←資本市場が均衡に達した場合のみに成立する。

証券市場線からはずれた証券に対しては常に証券市場線上に戻そうとする作用がかかる。

投資意思決定有用性の第一概念「過少(過大)に価格形成されているため、将来に価格上昇(価格低下)する証券の発見を通じて投資者が超過収益を獲得することに役立つこと」
・会計情報が証券価格の将来の変化の方向や程度を予測するのに役立つ
・会計情報が証券価格に伴うリスクの評価や予測に役立つ
⇒会計情報と株価の間になんらかの連動関係があることが前提

概念フレームワークで重視されるのは自己資本と利益の情報

例えば、日本の概念フレームワークでは、「投資のポジションとその成果」に関する情報に焦点があてられる
投資のポジションとは、貸借対照表が表す財政状態、特に株式投資者にとって自己資本額が重要。

投資の成果は、損益計算書によって伝達される経営成績、株式投資者にとって当期純利益額が焦点となる。

初期の研究では、期間損益を測定した当期純利益が最も重要視された⇒当期純利益と株価変化の連動関係の有無を検証

1.当期純利益は自己資本の増加分であるから、それと関連付けられるのは株価の変化分となる

2.当期純利益の情報は事前に予想されて株価に織り込まれているものが多いことから、当期純利益は事前に期待されていた部分と期待外の部分に分割される

3.株価の変化が当期純利益のような個別企業情報だけでなく、一般経済情報も反映する点にも考慮する必要がある

よって株価変化率のうち、市場全体の株価指数との連動部分を除去した残りの部分(残差リターン)が個別企業に固有の情報を反映した部分として集計される。
実証分析における焦点⇓

①期待外利益がプラス(マイナス)の企業を平均すると、残差リターンで測定した株価変化もプラス(マイナス)であるか否か、

②その株価変化がどのようなタイミングで生じているか

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