文系学生のためのLaTeX入門4 ~フォント編 LateXにおけるとは~

 

こんにちは。とむるです。

今回は、文系学生のためのLaTeX入門シリーズ第4弾として、LaTeXのフォントの設定についてを記事にしたいと思います。LaTeXのフォントは理解するのに非常に面倒で、最初分からないことが多いです。私も修士論文提出締切が近づく中で、文書のフォントがきれいに整わずあせっております(内容はともかく)

ただある程度理解して使いこなせるようになるととてもきれいな文書が作成できるようになるのでぜひ一緒に学んでいきましょう!

LaTeXにおけるフォント

LaTeXのフォントを理解し、使いこなす前にフォントの構造を少しでも知っておくと自分がどういう操作を行っているかかがわかりやすいと思います。ということでまずは、簡単なLaTeXフォントの構造を説明したいと思います。

現在のLaTeXでは、フォントは①エンコーディング、②ファミリ、③シリーズ、④シェープ、⑤サイズという5つの要素から構成されています。

①エンコーディング(encoding)

エンコーディングは、文字への番号の振り方のことで、以下は8ビットのT1エンコーディングを示しています。

このエンコーディングを使用するにはプリアンブルとして、

 

と書き込むことでできます。

ファミリ(family)

ファミリとは、文書の書体のことです。例えばT1エンコーディングによく使われるLatin Modernを使って

 

をプリアンブルに書き込みます。

シリーズ(series)

シリーズは文字の太さのことです。普通は、文章中に次のようなコマンドを打ち込むことで文字の太さを切り替えます。

{\bfseries…} もしくは \textbf{…}

上記をコマンドで文章に入れ込むことで文字を太文字にします。こちらは論文などでもよく使うと思います。

{\mdseries…} もしくは \textmd{…}

だとデフォルトの文字の大きさになります。

 

シェープ(shape)

シェープとは、文字のバリエーションをことです。バリュエーションとは例えばイタリック(Italic)など文字のデザインを指します。

{\itshape…} もしくは \textit{…}

Italicのバリュエーションとなります。ちなみにデフォルトでは、Uprightになっていて、

{\upshape…} もしくは \textup{…}

を書き込むことでできます。

サイズ(size)

サイズは、もちろん文字の大きさのことです。LaTeXのサイズはポイント(ポイント、pt)で表現されます。LaTeXの1ポイントは1/72.27インチ(1インチは25.4mm)となり、MSのWordの1ポイントである1/72インチより少し大きいようです。

ただ実際にその差が目立つのは文字の大きさというよりフォントのデザインの大きさの違いのようです。また文字のポイント数の次のようなコマンドで切り替えることができます。

\tiny : 5pt
\scriptsize : 7pt
\footnotesize : 8pt
\small : 9pt
\normalsize : 10pt
\large : 12pt
\huge : 14.4t
\LARGE : 17.28pt
\huge : 20.74pt
\Huge : 24.88pt

こうしてみますと、LaTeXのコマンドでかなり細かく文字のサイズを操作できることが分かりますね。

以上の5要素をプリアンブルで指定すると以下のようになります。

{\fontencoding{T1}\fontfamily{ptm}%
\fontseries{b}\fontshape{it}%
\fontsize{11pt}{12pt}\selectfont}

  • エンコーディング(\fontencoding)はT1
  • ファミリ(\fontfamily)はTimes(ptm)
  • シリーズ(\fontseries){b}はボールド
  • シェープ(\fontshape){it}はイタリック
  • サイズ(\fontsize)は11ポイント(行送り)

となります。

 

少し長くなりましたので、次回の記事では、日本の文書を書く際に必須の和文フォント、英語などの欧米系の言語で文書を書く際に用いられる欧文フォントや理科系の文書で使われる数式フォントを書きたいと思います。

今回の記事を書くのにあたっての参考文献は、いつもながら以下の奥村先生の本になります。いつもお世話になっています。

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