【保存版】文系大学院で統計を始めた私が文系学生がまず読むべき『統計入門書』を紹介します!

こんにちは。とむるです。

この記事では、これから統計を学ぼうとする文系学生のために文系大学院で統計を使った分析をしている私がオススメの本を紹介します!

私は現在、文系大学院で統計的手法を使った研究をしています。とはいっても私は、学部時代は純文系(経営系の学部でした・・・)で統計はほとんど勉強したことがなく、大学院に入学して本格的に統計の勉強を始めました。

大学院に入学してから、いきなり統計を勉強するのは本当に大変で色々な苦労もしました。

しかし大学院を修了を間近に振り返ってみますと苦労や遠回りをして理解していたからこそ学んだことも多く、まだ文系だからこそ数学的背景が分からず、大変苦労されている方たちの気持ちがよく分かります(理系でばりばり数学を大学や大学院で学んだ方相手だとなぜこんなこともわからないの?って思われることも多いそうですが)

私自身まだまだ統計初学者ですが、自分のほろ苦い経験も踏まえながらこの本に出会えていて本当によかったなと思う本を以下で紹介しています。

文系学生の背景

私は学部生の講義でTAをしているのでだいたい文系学生の数学的レベルやプログラミングレベルは分かっているつもりです笑

ここで文系学生の背景(バックグラウンド)として

  1. 統計という言葉は聞いたことはあるものの、具体的にはどんなものか分からない、分散や標準偏差ってなーに?
  2. 高校時代、数Ⅲや数Cを学んだことなし。行列なども触れたことなし。ベクトルという言葉を昔学んだような(ほぼ覚えていない・・・)。
  3. プログラミングは全くの未経験、もちろんRやSTATAなどの統計ソフトも触ったことなし。

以上が、私が文系学部学生向けの統計、情報処理、プログラミング講義の補助をTAとしてやっていて感じた文系学生の知識の背景です。

もちろん人によって個人差はありますし、必ずしも今直接的に勉強や研究で使わなくても独学でもバリバリ勉強している人は勉強しています。

今回の記事はそうした強く学ぶ意志がある文系学生の参考にもなると思います。

最初に手に取るべき入門書

マンガでわかる統計学

上記の本は、統計とはなんぞやを理解するにあたって非常に助かりました。そしてマンガで文字が少ないわりにしっかり統計の基本を解説してくれています。「文系学生が最初に読むべき一冊になる」と思います。

ちなみに姉妹本として

マンガでわかる統計学 回帰分析編

マンガでわかる統計学 因子分析編

があります。

これらの本は統計がある程度分かり、データもそろって実際に分析する際の分析手法について書かれた本になります。

まったくの統計初心者にとってこちらの本にたどり着くまでには時間がかかるかもしれませんが、上記2冊を読破すると統計の分析とはどういうものかがよく分かるようになります。

 完全独習 統計学入門

上記の本は、東京大学理学部数学科卒を卒業した後に予備校講師になった後、東京大学大学院経済学研究科博士課程に進学された変わった経歴を持つ小島 寛之先生が執筆された本になります。

元予備校講師をされた方が書かれた本だけあって非常に分かりやすく書かれています。マンガでわかる統計学を読破した後にぜひ読んでいただきたい本です。

マンガでわかる統計学より解説の裾野が広く、こちらを読破した際には統計の知識がさらに身につくはずです。

初級者~中級者向け

次に初級~中級者向けの統計の本を紹介していきたいと思います。ここからは数学、つまり数式への理解が欠かせません。統計の勉強を始めようと思って、少し難しめの統計の本を開いてみると数式だらけで、そっと本を閉じた経験がある方もいると思います。

ただ最初から統計のバックグラウンドとなる数学を一度にすべて理解する必要はありません。大学受験ではないので、自分の好きな所や自分にとって必要な所から勉強し、少しずつ理解していけばいいと思います。

とにかく挫折しないに勉強を続けていくようにしましょう。

まず初心者向けとして、

入門 統計解析法

があります。

割と古い本ですが、こちらもかなり有名な統計の本になります。文系学生で嫌いな人多い数式(自分も嫌い!)なども出てきますが、高校レベルの数学がある程度理解できれば、読み進めることができます。

統計を本格的に理解するには数学の理解・アプローチが避けて通れません。統計を理解するための数学本についてはまた別の記事にしてみたいと思います。

また実際のビジネスの中でどのように統計が使われているかの例が豊富に記載された統計学の本として、

ビジネス統計学 原書6版

ビジネス統計学【上】

ビジネス統計学【下】

があります。これらの本は、結構分厚くて嫌になりますが(笑)、実際に海外大学院のMBAで使われている本の邦訳なので、ビジネスマン(ウーマン)の方々がMBAでどんなレベルの統計学を学んでいるかを知ることができます。

またこれら3冊はすべて「Excelを使った統計のデータ分析の例が書かれている」ので、プログラミングにまだ触れたことがない人にとっても手を動かしながらビジネスにおける統計を学べるという点でもオススメです。

また統計学を勉強しているとその分析手法の多さに驚かされます。っそいて「自分の学問分野ではどんな分析が行うことができるの?」や「自分が持っているデータにはどんなデータ分析ができるの?」という疑問が生まれてきます。そうした時には

入門 統計学 −検定から多変量解析・実験計画法まで−

を読めば、統計学の手法を網羅的に理解することができます。

中級者~上級者

統計学入門 (基礎統計学Ⅰ)

ここまでくれば、統計学の理論的背景を学んで理解していくことが求められます。統計の数式や理論などもしっかり書いている本としてとして最も基本的な本として

があります(これで基本・・・)。通称「赤本」と呼ばれるこの本を文系学生向け中級者~上級者用の本として選びました。

理系の方はまずこの本から入るかと思いますが、数学が苦手という文系学生の方もこれまで述べた本をしっかり学んでいればかなり理解できると思います。

またこの本はすべて網羅的に読破するというよりは、自分が気になるところだけを読んでみるといった辞書的な役割で持っておくといいと思います。

以上、文系学生がまず読むべき『統計の本』を紹介してきました。参考にしていただければ幸いです。また順次更新していく予定です。

ただし、統計の理論をしっかり理解するには、数学の理解が必要ですし、実際に統計を処理するにはプログラミングや統計ソフトの知識が必要です。また最近の統計学ではベイズ統計が主流となってきました。

これらについてオススメの本はまた別記事にしたいと思います。よろしくお願いいたします。

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